ALC・FLC(Area Logistics Center / Front Logistics Center)

これからの医療を支える
次世代型物流を展開

薬は電気・ガス・水と同じく、人々の健やかな生活に欠かせないもの。
だからこそメディパルグループでは、安全・安心を担保するために、高水準の管理と配送に努め、安定供給を行っています。
医療におけるサプライチェーン全体の最適化を目指して、製薬企業から医療機関などのお客様、さらには患者様までの無駄を徹底してなくすことに取り組んでいます。

これを実現するのが、独自開発の物流センター ALC(Area Logistics Center)。
ALCはお客様に近い場所に設置した都市型のセンターで、医薬品・医療機器・臨床検査試薬など2万種を超えるフルラインの商品供給体制を有し、支店を経由せずに直接お客様にお届けしています。また、ALCと連携した営業兼物流拠点としてFLC(Front Logistics Center)も設置。ALCより離れたお客様にも同質の機能とサービスを提供しています。

ALCは従来の医薬品流通のあり方を大きく変え、これからの医療を安定的かつ効率的に支えます。

配送システム

(1)欠品を防ぐ豊富な品揃え

ALCの在庫保管能力は2万種以上、各エリアで必要な商品をフルラインで備えています。
これらの多種多様な在庫を適正に管理するために、ALCでは出荷実績をベースにした需要予測システムを独自に開発。欠品率1%と、ほぼ品切れのない状況を実現しています。

適正な在庫管理

(2)高精度な出荷システム(ミス率0.0003%以下)

ALCでは、出庫時に誰でも正確に商品をピッキングできるシステムを取り入れています。
そのひとつが、自社開発によるハイテクカートSPIEC(スピーク:Scan Piece Picking Cart)です。

無線データを通じて出庫に必要な情報を画面に表示。その指示にしたがって商品をピッキングし、バーコードスキャンと電子計量によるチェックを行うことなどにより、商品の取り違えや数量のミスを防止しています。これらの取り組みで、ミス率は0.0003%以下を実現しています。

また、最新のALCでは出庫作業の自動化を大幅に進めており、高生産性を実現しています。
お客様への納品は完全密閉した専用ボックスを使用し、お届けするまで誰も商品に触れることができないようにしています。

(3)ニーズに応えるお届けスタイル

ALCでは、バスが定期的に運行するように、決まった時間帯に配送する仕組みを取り入れています。また、お客様の業務効率向上や環境負荷の軽減に貢献する配送方法などをご提案します。

(4)お客様の時間を創出

完全密閉された専用ボックスでの検品作業はスキャン作業のみで終了します。
従来、50品目で3分程度かかっていた検品は10秒で完了。お客様の手間を劇的に軽減しました。
また、お客様の薬品棚の配置を提供していただくことで、専用ボックス内の薬を棚ロケーション順に箱詰めすることができ、検品後の棚入れ作業の効率化を実現しています。

加えてEDI(電子商取引:Electronic Data Interchange)も可能なことから、ペーパーレス化などによる、さらなる業務効率の改善が可能となります。

個口スキャン検品による効果

(5)全国へのALC展開

メディパルグループでは、全国13か所にALCを設置しております。

全国へのALC展開