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2026.02.02

医療・疾患情報

  • #ライソゾーム病
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GM2ガングリオシドーシス

GM2ガングリオシドーシスとは

GM2ガングリオシドーシスは、「ライソゾーム病 」と呼ばれる病気の一つです。
GM2ガングリオシドーシスの患者さんは、生まれつき「β-ヘキソサミニダーゼ」という酵素がなかったり、はたらきが弱かったりします。そのため、この酵素によって分解されるはずだった物質がからだに蓄積して、全身にさまざまな症状が出てきます。

病型(病気のタイプ)

GM2ガングリオシドーシスは、原因遺伝子や発症年齢によっていくつかの病型に分けられます。

1)原因遺伝子による分類

GM2ガングリオシドーシスは、病気の原因となる遺伝子によって、3つの病型に分けられます。

疾患名
原因遺伝子
テイ・サックス病
HEXA
サンドホフ病
HEXB
GM2ガングリオシド活性化タンパク質欠損症(GM2ガングリオシドーシスAB型)
※極めて稀
GM2A

2)発症年齢による分類

GM2ガングリオシドーシスは、発症年齢や酵素の活性の程度等によって乳児型・若年型・成人型に分類されます。乳児型の患者さんが多く、若年型や成人型は稀です。

乳児型・若年型・成人型

症状

症状は病型(乳児型・若年型・成人型)によって異なります。
乳児型の一般的な症状は以下の通りです。

乳児型GM2ガングリオシドーシスの主な症状
診断

GM2ガングリオシドーシスの可能性がある場合、病院で白血球の酵素活性、遺伝子の検査などを行い、診断を確定します。

治療

2025年12月現在、GM2ガングリオシドーシスの適応を持つ治療薬はありません。けいれんに対して抗けいれん薬を用いるなど、症状に合わせた治療法を検討します。

予後

GM2ガングリオシドーシスは進行性の疾患であり、上記の症状を中心に徐々に進んでいきます。特に乳児型の患者さんは進行が早いことが知られています。

監修:医誠会国際総合病院 難病医療推進センター 副センター長 酒井 規夫先生

参考資料

  1. GM2-ガングリオシドーシス. 小児慢性特定疾病情報センター (https://www.shouman.jp/disease/details/08_06_087/)(2025年12月25日閲覧)
  2. 衞藤 義勝編. ライソゾーム病―最新の病態,診断,治療の進歩― 改訂第2版. 診断と治療社. 2023.
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