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2025.04.01
お役立ち情報
- #医療費助成
- #難病
- #小児慢性特定疾病
- #医療的ケア児
難病や障害がある人への支援制度(助成・手当)
この記事では、難病や障害がある人を支援するための、国や自治体による医療費等の助成制度や各種手当を一覧で紹介しています。
なお、自治体によっては独自の支援制度があります(参考①:自治体独自の支援制度)。詳細は各自治体にご確認ください。
- 医療費助成・給付
-
制度名 対象者の年齢 所得制限 制度の概要(参考リンク) 高額療養費制度
年齢制限なし
-
指定難病の医療費助成
年齢制限なし
-
重度心身障害者医療費助成
年齢制限なし
あり
自治体のウェブサイトをご確認ください。自立支援医療(精神通院)
年齢制限なし
あり
日常生活用具費の支給
年齢制限なし
あり
補装具費の支給
年齢制限なし
-
未熟児養育医療
出生後から退院まで
-
子ども医療費助成
自治体による
自治体による
ひとり親家庭等医療費助成
18歳到達後最初の年度末まで
(障害がある場合は20歳未満)あり
小児慢性特定疾病医療費助成
18歳未満
(継続の人は20歳まで延長可)-
自立支援医療(育成医療)
18歳未満
あり
自立支援医療(更生医療)
18歳以上
あり
- 手当・年金
-
制度名 対象者の年齢 所得制限 制度の概要(参考リンク) 児童手当
18歳到達後最初の年度末まで
-
児童扶養手当
18歳到達後最初の年度末まで
(障害がある場合は20歳未満)あり
特別児童扶養手当
20歳未満
あり
障害児福祉手当
20歳未満
あり
特別障害者手当
20歳以上
あり
障害基礎年金
20歳以上
あり
- 参考①:自治体独自の支援制度
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一覧にあげた助成・手当のほか、心身障害がある人に対する独自の福祉手当を導入している自治体や、難病をもつ人に対する見舞金や交通費補助等の支援を行っている自治体があります。
なお、見舞金の名称は各自治体で異なり、「難病患者福祉手当」「難病患者援助金」「難病者援護金」「難病療養者見舞金」「特定疾病療養者援助金」「特定疾病療養者見舞金」などの名称が使われています。
- 参考②:団体・企業・施設独自のサービス(障害者割引)
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障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳等を持っている人に対し、無料サービスや割引制度を用意していることがあります。例えば電車・バス・飛行機などの交通機関、携帯電話の契約時や博物館などの施設利用時に、サービスが受けられる場合が多いです。
また、一般社団法人シシンが運営する情報サイトである「障害者手帳で行こう!~全国版~」にて、市町村ごとに受けられる主なサービスが検索できます。
- 参考③:難病や障害がある人の困りごとの相談先
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難病や障害がある人の困りごとについては、一般的には各自治体の「保健福祉課」や「こども家庭福祉課」のような名称の窓口に相談が可能です。
子どもの発達・成長・障害に関する具体的な相談先や、支援を受けるまでの全体的な流れについては、「WAM.NET(独立行政法人福祉医療機構)」に掲載されています。また、以下のような難病や医療的ケア児に関する総合的な相談窓口が、各都道府県に設置されています。
制度名 窓口の名称 窓口の一覧(参考リンク) 難病・小児慢性特定疾病に関する相談
小児慢性特定疾病児童等自立支援事業
各自治体相談窓口都道府県・指定都市難病相談支援センター移行期医療支援センター医療的ケア児の支援に関する相談
医療的ケア児支援センター
各自治体に設置
参考資料
- 各種医療費助成制度・手当のご案内. 成育医療研究センター. (https://www.ncchd.go.jp/hospital/support/index.html#support_sec02)
(2023年12月1日閲覧) - 東京都医ケア児支援ポータルサイト. 東京都. (https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/Medical-Care_Children_Support/)
(2023年12月1日閲覧) - すくすくサポート ~子どもの発達・成長・障害に関する情報. 独立行政法人福祉医療機構. (https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/top/sukusupport/)
(2023年12月1日閲覧) - 医療的ケアが必要なお子さんのためのガイドブック. 東京都世田谷区. (https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/002/015/d00192379.html)
(2023年12月1日閲覧)
(2024.01.22公開/2025.04.01更新)