活動報告・情報提供REPORT & INFORMATION
2024.02.29
活動報告
- #先天代謝異常症
- #参加報告
第64回日本先天代謝異常学会学術集会 参加報告
- 学術集会について
-
- テーマ:
- なんか新しいもん、なんかおもろいもん
Something new & Something exciting!
- 会期:
- 2023年10月5日(木)~7日(土)
- 会場:
- 大阪国際会議場(大阪府大阪市)
- 会長:
- 酒井 規夫(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 成育小児科学研究室 特任教授*1)
- 副会長:
- 濱崎 考史(大阪公立大学大学院医学研究科 発達小児医学 教授*1)
本学術集会は、3日間にわたって、講演会場、ポスター発表会場、企業ブース、患者会ブースに分かれ開催され、670人の方々*2が参加しました。参加者は、専門医だけでなく、看護師・遺伝カウンセラー・患者会等幅広い職種の方々でした。席がすべて埋まるほど盛況な講演も多数あり、質疑応答の時間には、活発なディスカッションがされていました。
- 参加報告
-
- 研究発表については、主に、先天代謝異常症の最新の研究(開発品、診断方法、治療方法)、新生児マススクリーニング、拡大新生児スクリーニングの現状・課題、在宅酵素補充療法*3の現状などに関する発表が行われました。
- 拡大新生児スクリーニングにおいては、全国的に取組みが進んでいるものの、普及に関して自治体間の差があり、また、既に取組みを始めている自治体においても、普及率が課題となっていることが発表されました。
- 初企画として、歴代の先天代謝異常学会の理事長が学会への期待や若手医師へのメッセージを発表しました。また、患者企画として、患者さんの学会に対するメッセ―ジの発表などがありました。
- 医療的ケア児の災害対策や、災害時の特殊ミルクの供給など先天代謝異常症における災害対策を議論する特別企画がありました。医療的ケア児の災害対策では、災害時の避難場所、電源の確保、避難計画の策定など課題が多いことが問題提起され、大災害が頻発している日本においては、対策が急務となっていることが発表されました。
会場エントランス*4 講演会場の様子*4 - 次回(第65回)日本先天代謝異常学会学術集会 開催概要
-
- 会期:
- 2024年11月7日(木)~9日(土)
- 会場:
- ステーションコンファレンス東京(東京都千代田区)
- 会長:
- 窪田 満(国立成育医療研究センター総合診療部 統括部長)
- 副会長:
- 大石 公彦(東京慈恵会医科大学 小児科学講座 講座担当教授)
- *1:
- 肩書は当時のものです。
- *2:
- 学会参加者数に関しては、運営事務局より発表された数字を使用しています。
- *3:
- 在宅酵素補充療法に伴う個宅配送の取り組みについて
- *4:
- 運営事務局より許諾を得た写真を掲載しております。